うるち米とは?意外と知らないもち米との違い

意外と知らないうるち米について

うるち米っていう言葉は聞いたことがあっても、どんなものか具体的に言える人は少ないのではないでしょうか?もち米との違いもよくわかりませんよね。今回はうるち米という言葉の意味を整理してみました。うるち米を利用したおいしいレシピもご紹介しますよ。

うるち米とは?

白米のこと

実はうるち米とは、普段食べている白米のことです。特別なお米ということではないんですね。これに対してお餅やおこわなどに使われるお米がもち米です。うるち米は透明でもち米は白いという見た目の違いがありますが、最大の違いは中身にあります。

うるち米ともち米の違い

でんぷんの成分の違い

お米には「アミロース」と「アミロペクチン」という2種類のでんぷんが含まれていて、この成分バランスの違いによって味に変化が生まれます。うるち米はアミロースとアミロペクチンがおよそ2:8の比率なのに対し、もち米はほぼ100%アミロペクチンです。アミロペクチンが多いほど粘り気が出て滑らかさがあり、アミロースが多いと歯ごたえが出ます。

吸水率の違い

うるち米ともち米に含まれるでんぷんの違いにより、吸水率にも違いが発生します。アミロペクチンは水分を吸収して膨らむ性質があるため、もち米はうるち米よりも吸水率が高いです。2時間水に浸しておくともち米は30~40%ほど吸水しますが、うるち米は20~25%ほどです。

うるち米ともち米を混ぜることはできる?

混ぜて炊ける

昔から、古米を美味しくするための方法として、もち米と混ぜて炊くことは一般的に行われていました。パサパサした食感よりも、やはりもっちりした食感の方がいいですよね。現在でもおこわや炊き込みご飯などでは、うるち米ともち米を混ぜて作られることも多いです。

混ぜた時の注意点

混ぜる比率によって食感が違います。うるち米ともち米を1:1にすることもあれば、2:1や1:2にすることもあります。料理にもよりますが、炊き込みご飯はうるち米を多め、赤飯やおこわはもち米を多くすることが多いです。うるち米ともち米は吸水率が違うので、普段白米を炊く時とは吸水時間や水加減が異なります。

うるち米と上新粉の関係

うるち米を加工した粉

上新粉はうるち米を原料にして作られた粉です。うるち米を洗って乾燥させたものを砕いて粉にします。似たような米粉に白玉粉がありますが、白玉粉はもち米を原料にしています。上新粉は柏餅・草餅・かるかんなどの和菓子に広く利用され、餅にすると独特の歯ごたえが魅力的です。

うるち米は母乳に影響あり?

基本的にはどんどん食べて大丈夫

うるち米は基本的にはお母さんも食べて問題ありません。ただしもち米は乳腺をつまらせることがあるので、授乳中の方は避けたほうがよいでしょう。おこわ・炊き込みご飯・もち米を使った和菓子などをたくさん食べるのはおすすめできません。

うるち米で餅は作れる?

作れるけれどかなり大変

もち米がなくてもうるち米からお餅を作ることは可能ですが、かなり手間がかかります。1日だけではできないので、時間に余裕のある方でないと厳しいでしょう。また、自分で餅をつくのは非常に大変なので、やはり餅つき機は欠かせません。

うるち米はもち米とはでんぷんの成分自体が異なるため、もち米から作った餅を完全に同じ食感を出すのはかなり難しいです。

作り方

  1. うるち米を洗って一晩水に浸す
  2. 水を切って30分間蒸す
  3. 蒸した米をお湯で揉みながら洗う
  4. 水を切ってもう一度30分間蒸す
  5. 餅つき機に入れて30分ほどつく
  6. 平らに伸ばして完成

この作り方でできたお餅は、普通のお餅よりも歯ごたえがあり、粘り気は少ないです。焼いて食べるのは固くなるのであまりおすすめできません。一方、煮ても形が崩れにくい特徴があり、雑煮やお汁粉などで食べると美味しいですよ!

うるち米でおはぎを作ろう

おはぎのレシピ

材料

温かいご飯・・・40g

つぶあん(こしあん)・・・30g

作り方

  1. 温かいご飯をすりこぎを使ってつぶす 少し米粒が残る程度まで
  2. つぶしたご飯を丸める
  3. ラップにあんをのせて平らにする
  4. ご飯をあんのうえに載せてラップの口を閉じて形を整えて完成

もち米がなくても作れるおはぎのレシピです。冷えた残りご飯も温めれば使えます。もう少し滑らかな食感にしたい場合は、白玉粉を水に溶いたものをご飯に混ぜてからつぶしてください。白玉粉の代わりに片栗粉を利用することもできます。

食事に欠かせないうるち米

うるち米は普段の食事に欠かせない白米であり、もち米との違いは見た目だけでなく成分にもあります。中に含まれる2種類のでんぷんの成分比率が違うことで、食感にも違いが出ます。2種類の米を利用しておこわや炊き込みご飯を作ると、それぞれの特色を生かした良い食感の料理ができます。
もち米のかわりにうるち米で餅やおはぎなどを作ることも可能です。特におはぎの作り方は比較的簡単なので、もち米がないときに作ってみてくださいね。