アンチョビとは?何で出来てるか知ってる?効果や成分を分析

意外と知らないアンチョビの魅力

パスタやアンチョビポテト、バーニャカウダなど、イタリア料理でおなじみのアンチョビ。スーパーなどで手軽に手に入りますが、活用できているという人は少ないのではないでしょうか?アンチョビは栄養豊富でうまみが強く、保存性も高いため常備しておくととっても便利なんです。今回は、意外と知らないアンチョビの魅力や効果についてまとめました。

アンチョビとは

アンチョビを使った料理は食べたことがあっても、アンチョビが何なのかは知らない人も多いかもしれませんね。

カタクチイワシの塩漬けのこと

アンチョビの原材料はカタクチイワシという小魚です。カタクチイワシを3枚に下ろして内臓を取り出し、塩漬けにして冷暗所で発酵させて作られています。元々は保存食の役割も果たしていましたが、現在では一般食材として広く使われ、主に缶詰や瓶詰めの状態で売られています。中にはペースト状で売られているタイプもあります。

どこで手に入る?

スーパーの缶詰コーナーに行けば購入可能です。パスタやトマト缶などイタリアンのコーナーに置いてあることもあります。驚くことに、最近では100円均一でも売られているんです。いつでも、どこでも手軽に買える存在なんですね。

アンチョビがもつ栄養と効果

それでは、アンチョビの栄養価と効能について見ていきましょう。

DHA

アンチョビに含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3脂肪酸と呼ばれるもので、人体で作り出せない成分のひとつです。摂取することで記憶力や学習能力が活性化されます。さらに血流をよくする血液サラサラ効果や、精神安定効果も認められているんですよ。

EPA

青魚に多く含まれるEPA(エイサコペンタエン酸)も豊富に含まれています。DHAと同じように血流をよくするほか、抗炎症・抗アレルギー作用がありアトピーや花粉症に効果的です。

カルシウム、ビタミンD

骨や歯の形成に欠かせないカルシウムは、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。ビタミンDと一緒に摂ることで吸収率が上がり、アンチョビには両方が含まれているため効果抜群です。

ビタミンB2

ビタミンB2は体内の酵素と結びついて、脂肪の燃焼をサポートします。また、脂質を使って体内の細胞の再生も促します。

チロシン

アミノ酸の一種で、アドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質の原料となり、脳や神経のサポートをする成分です。

タウリン

アミノ酸の一種で、血圧を正常に保つ働きがあります。

核酸

身体を作る元となる細胞核の中に存在し、新しい細胞を作り出すために欠かせません。老化を防ぎ、若々しさを保つ効果があります。

オイルサーディンとの違い

アンチョビと似たものにオイルサーディンがあります。どちらもイワシを使って油漬けにされた食品のため、混同してしまったり違いがわからなかったりする人も多いですよね。アンチョビとオイルサーディンには、作り方や使い方にさまざまな違いがあります。

漬け方の違い

アンチョビはイワシを塩漬けにして熟成させた発酵食です。一方、オイルサーディンは高濃度の塩水に数時間漬けたあと、オイルで煮込んで油漬けにしたものです。

使い方の違い

アンチョビは塩辛く、うまみがあるため調味料代わりによく使われます。オイルサーディンはそのままでも食べられるため、パスタや炒め物の具材として用いられます。

アンチョビの味

アンチョビは缶詰で売られていることが多く、使ったことがない人にはどんな味がイメージしづらいかもしれませんね。

少し塩辛い

発酵食のため、基本的にはクセのあるにおいと独特の風味があります。塩分を15〜20%含んでおり、そのまま食べるには塩辛く向いていません。

アンチョビのレシピ

アンチョビは主にイタリア料理によく使われます。今回は家庭でも簡単に作れる、アンチョビを使ったレシピをご紹介しましょう。

アンチョビのペペロンチーノ

<材料>

  • パスタ 100g
  • オリーブオイル  大さじ3
  • にんにく 2かけ分
  • 唐辛子 1本
  • アンチョビ  小さじ1/2
  • 塩 適量

<作り方>

  1. 多めにお湯を沸かしてパスタを茹でます。
  2. オリーブオイルとみじん切りにしたにんにくをフライパンに入れ、弱火でじっくり火を通しましょう。
  3. にんにくがほんのり色づいてきたら、カットした唐辛子を加えてください。
  4. アンチョビを加えて軽く炒めたら、少しずつパスタのゆで汁を入れてフライパンをゆすり、油を乳化させます。
  5. ゆであがったパスタを入れ、塩で味を整えます。汁気が足りないようならゆで汁を加えて調整してください。

アンチョビポテト

<材料>

  • じゃがいも 2個
  • おろしにんにく 小さじ1
  • アンチョビ  3本
  • 粗挽き黒こしょう 少々

<作り方>

  1. 皮をむいたじゃがいもを2〜3cm角、もしくは乱切りにして水にさらします。
  2. 濡れたまま耐熱皿に並べ、600Wで2分加熱します。ここでは8〜9割がた火が通ればOK。
  3. フライパンにオリーブオイルとおろしにんにくを入れ、すぐにじゃがいもを加えて揚げるように炒めます。
  4. じゃがいもが色づいてきたら、みじん切りにしたアンチョビを加えて混ぜましょう。
  5. 粗挽き黒こしょうを振り、器に盛ります。

バーニャカウダ

<材料>

  • アンチョビ 6〜7枚
  • にんにく 2〜3かけ
  • オリーブオイル 150ml
  • 塩、粗挽き黒こしょう 少々
  • かぶ、にんじん、キャベツ、アスパラなどお好みの野菜

<作り方>

  1. にんにくを小鍋に入れ、牛乳(分量外)と一緒に煮て柔らかくします。もしくは皮つきのままトースターやグリルで7、8分焼いてから、皮をむいてフォークでつぶしてください。
  2. アンチョビをみじん切りにします。
  3. 野菜を食べやすい大きさにカットしておきます。じゃがいもなど生で食べられないものはあらかじめ火を通しておきましょう。
  4. 小鍋や耐熱容器にソースの材料を入れ、混ぜながら温めます。
  5. 塩こしょうで味を整えます。まろやかにしたい場合は牛乳を少し加えましょう。
  6. バーニャカウダ用の小鍋があれば移し、ソースに野菜をつけながらいただきます。

アンチョビは代用できる?

アンチョビがない!という時も、似たような調味料や食材で代用することが可能です。

オイルサーディン

もっとも近いものが、同じイワシからできているオイルサーディンでしょう。アンチョビの代わりに料理に加えて、塩を足せばほぼ同じように使えます。

イカの塩辛

イカの塩辛はイカを肝で和えて塩漬けにした発酵食品であり、アンチョビに近い風味を持っています。イカの食感がアクセントになりますね。

魚醤

魚醤は魚が原料の調味料のことを言い、有名なものにナンプラーがあります。ナンプラーはアンチョビのように小魚を原料とし、高い塩分濃度で長期間熟成させたものです。ただし液体なので、炒め物など調味料としての使い方に限定されます。

アンチョビをもっと活用しよう

その独特の風味とうまみで、料理にコクを与えてくれるアンチョビ。栄養豊富で、塩分が高いため1缶あればさまざまな料理に使えます。家になにもないときはパスタや野菜と炒めたり、アヒージョやピザなどおつまみに使ったりと大活躍。ぜひアンチョビを活用してみてくださいね。